まだ仮想通貨を一度も買ったことがない人、もしくは買ってみた的なライトユーザーの中には、
間違えたら永久に取り出すことはできないとかコワ!」
と思っている方もいるのでは?
そう、何を隠そう私がそう思ったので今回の記事を書きました。
ビットコインをはじめとして、仮想通貨への投資を魅力的だと思っている人は多いと思うんですよ。
しかし
「パスワードの管理とか私にはハードルが高い」
と考えて購入を躊躇する人ってかなりいると思うんです。
私の身近にいる人もそう言ってましたから。
ビットコインを買ったことがある人は人口の約3%!
今すでにビットコインの価格は1BTC=100万円に達しようとしています。
仮想通貨市場の時価総額はうなぎのぼりで、とうとう先物取引もはじまり
アメリカの機関投資家たちも参入を決めています。
ここまで舞台が揃った中で、もう一つ重要な要素があるわけですよ。
仮想通貨の大衆化です。
仮想通貨が大衆の間で広く使われてこそ社会的なイニシアチブをとることができると思います。
私は仮想通貨の大衆化のキーワードは「生体認証」だと思うわけです。
興味深い調査結果があります。
株式会社マクロミルは、「1万人に聞く、ビットコイン利用実態把握調査」として、全国20~69歳の男女(マクロミルモニタ会員)を対象に2017年10月18日(水)~19日(木)の期間で合計10,000サンプルにインターネットリサーチを実施。
ビットコインを「知っている」が31%、
「名前を聞いたことがあるが意味はわからない」が56%。
名前は知っているけど、どのようなものだか良くわからない、といった人が87%と大半でした。
また、ビットコインを購入したことがあると答えた人は4.7%でした。
ビットコインの購入経験率
この調査結果はアメリカでも同じような感じだったらしいです。
アメリカの場合は所持が違法だと勘違いしている人もいるらしく日本より低い保有率になるかもしれませんね。
ビットコインを購入したことがないという人が87%も占めているわけですから、これからビットコインがコンビニや通販サイトで支払いに使用できるようになればもっと市場が伸びていくことになるでしょうね。
ただ、メディアリテラシーの低い人にとって、ビットコインのウォレットアドレスの管理とか二段階認証で不正アクセスを防ぐ、とかハードルが高いと思われます。
このハードルが生体認証によって低くなれば、もっと購入を検討する人が出てくると思います。
おじいちゃんおばあちゃんがSuicaを使えるようになるくらいの感覚になれば大衆的になるかもしれませんね。
生体認証とは?
体の一部を使う究極のセキュリティともいわれる技術、生体認証とはどんなものなんでしょうか?
人間の身体的特徴(生体器官)や行動的特徴(癖)の情報を用いて行う個人認証の技術(プロセス)を指す。
とのことです。
生体認証はニーズの高まりから開発がますます進んでいます。
スマートフォンに生体認証はもはや当たり前の時代
例えばiPhoneには指紋認証は以前から導入されていましたが、iPhoneXからは顔認証も導入され、本人が画面を見なければ内容が表示されないなどのセキュリティが追加されています。
指紋認証はその中でも色んなサービスに使われている感じがしますよね。
指紋認証が受け入れられている理由として、自分以外に同じ指紋を持つ人がいないからということがあげられます。
そして今徐々に採用されているのが光彩認証。
これは目の中の網膜を認証に使うというもので、指紋認証よりもセキュリティーが高いといわれています。
たしかに、指紋認証だと、例えば、寝ている間にスマホのロックを勝手に解除される可能性もありますが、
網膜で認証するものだと、わざわざ寝ている人の目を見開かなければなりませんから、そう簡単に勝手にロック解除なんてできないでしょうからねw
そんな光彩認証ですが、スマートフォンの一部では光彩認証技術を採用したものもすでにあるそうです。
iPhoneでも近い将来実装されることになるんでしょうね~。
銀行のATMでもすでに生体認証は使われています
さらに、私は使ったことがありませんが銀行のATMにも生体認証は既に活用されています。
それは静脈認証というものです。
静脈認証というのは、その人にしかない静脈の拍動を認証する方法とのこと。
三菱東京UFJ銀行のATMでこの静脈認証の装置を見たことがありますけど、今度後学のためにも使ってみようかと思います!
生体認証システムが生活に浸透するのは意外と時間がかかる?
生体認証の普及が進めば、カギを持たずに車のエンジンをかけたり家のロックをかけたりできる便利な世の中になるでしょう。
しかし、スマートフォンのセキュリティや銀行のATMにも採用されている生体認証システムですが、実際の生活に浸透するには、もう少し時間がかかるという見方が強いらしいです。
それは指紋認証や光彩認証の個人情報そのものが、悪意のある第三者によってコピーされる(盗まれる)というリスクを排除できないからです。
生体認証を活用する技術は既に開発が進んでおり導入が進んでいますが、その情報を盗み取られることに対するセキュリティの確立ができるまでは本格的な普及ができないとのこと。
生体認証に使う指紋や光彩の認証が盗まれるリスクがないようにセキュリティ対策が万全になったとき、本当の意味で安全なセキュリティ技術となるのです。
「生体認証」が仮想通貨市場を成熟させる
もし、生体認証によってパスワードやアドレスを管理できる世の中になった時、
仮想通貨市場は成熟に向かうと予想します。
多くの人がパスワードやアドレスの管理が困難だと思っているから参入障壁になっていますが、その壁がなくなるからです。
もし、生体認証によってパスワード・アドレスの管理が一般的になるサービスが普及したとき、
仮想通貨市場は成熟に向かい、そこからの成長は、以前に比べて緩やかになることを覚悟しなければいけません。
2018年にはアメリカでのビットコイン先物取引の解禁で、すでに市場の価格調整は進んでいると思いますが、さらに価格の安定は進んでいくことになるでしょう。
つまり仮想通貨投資で大儲けできる時代は終焉を迎えるということです。