海外取引所であるBitMEX(ビットメックス)と国内取引所であるDMMビットコインには大きな共通点があります。
それはアルトコインでレバレッジ取引(FX)ができること!
しかし両社にはFX取引所としては大きな違いがあります。
そこで、BitMEX(ビットメックス)とDMMビットコインのアルトコインFXはどっちの方が勝ちやすいのか、仕組みが優れているのか?
色んな面から検証してみました!
DMMビットコインとBitMEXのアルトコインFX比較
まずは両社の取扱アルトコインを比べてみます。
DMMビットコインの取扱アルトコイン
DMMビットコインでは以下のアルトコイン6種類でFX取引ができます。
- イーサリアム(ETH)
- ネム(XEM)
- リップル(XRP)
- ライトコイン(LIC)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
現物取引はビットコイン・イーサリアムのみとなっており、そのほかのアルトコインはレバレッジ取引のみとなっています。
日本でも有数のFXに特化した取引所ですね。
BitMEXの取扱アルトコイン
BitMEXでは以下のアルトコイン6種類でFX取引ができます。
- イーサリアム(ETH)
- ファクトム(FCT)
- ライトコイン(LTC)
- リップル(XRP)
- オーガー(REP)
- カルダノ(ADA)
ビットコインを含めレバレッジ取引のみの提供となっており、仮想通貨FX業者として国内外を問わず絶対的な地位を持っています。
ただ、アルトコインFXができるアルトコインの数は同社とも6種類ということで互角ですね。
銘柄はリップル・イーサリアム・ライトコイン以外は異なっているので、自分好みの銘柄がある方を選べばいいと思います。
DMMビットコインとBitMEXの最大レバレッジ比較
両社の最大レバレッジ倍率を比べてみます。
DMMビットコインのアルトコイン最大レバレッジ
DMMビットコインのアルトコイン最大レバレッジはビットコインを含め一律で最大5倍のレバレッジ取引が可能となっています。
10万円の証拠金があれば50万円までの取引ができるということですね。
BitMEXのアルトコイン最大レバレッジ
BitMEXのアルトコイン最大レバレッジはアルトコインによって倍率が様々なのでまとめてみました。
Bitcoin (XBT) | 最大100倍 |
---|---|
Ethereum (ETH) | 最大33倍 |
Factom (FCT) | 最大20倍 |
Litecoin (LTC) | 最大33倍 |
Ripple (XRP) | 最大20倍 |
Augur (REP) | 最大10倍 |
cardano(ADA) | 最大20倍 |
ビットコインはなんと100倍のレバレッジです。
イーサリアム・ライトコインが33倍、ファクトム・リップル・ADAは20倍、オーガーが10倍となっています。
最大レバレッジの比較は圧倒的にBitMEXに軍配が上がりますね。
DMMビットコインとBitMEXのスマホアプリ比較
BitMEXのスマホアプリ
BitMEXにはスマホアプリはありません。
PC・スマホ共通でサイトからログインしてブラウザ版を利用する形になります。
スマホからもログインできるのですが、多少操作がしづらくなります。
詳しくは以下の記事にて。
DMMビットコインのスマホアプリ
対して、DMMビットコインのスマホアプリはこの会社の目玉です。
スマホでのトレードを快適に行えるように作りこまれており、日本だけでなく世界的にもこんなに使いやすいUIのFXトレードアプリはないかもしれません。
DMM FXやDMM証券で培った技術力の賜物ですね。
DMMビットコインとBitMEXには追証があるか?
DMMビットコインには、目立たないように書いていますが、相場の急転同時には追証が発生するということが明記されています。
その点、BitMEXはどれだけ激しく相場が動いてロスカットに至った場合でも追証が発生することは一切ありません。
ビットコインをはじめアルトコインFXする場合、この追証がある・ないというのは大変重要です。
BitMEXが大きくリードしているポイントですね。
DMMビットコインとBitMEXの取引手数料比較
DMMビットコインとBitMEXの取引手数料を比べてみます。
2社は異なる手数料徴収方法をとっているので注目。
BitMEXの取引手数料
BitMEXの取引手数料は、Taker(成行注文)手数料とMaker(指値注文)手数料があります。
Funding手数料(資金調達率)というのもありますが、話がややこしくなるのでここでは割愛します。
- Taker(成行注文)手数料は0.075%
- Maker(指値注文)手数料は-0.025%
- 出金手数料は0.0002BTC~
BitMEXではTaker(成行注文)手数料は0.075%となっており、これは結構高い印象です。
ただ、その一方Maker(指値注文)手数料は-0.025%となっていて、指値注文をつかえば手数料がからないだけでなく逆に儲かることになります。
この仕組みは革命的で、理論上は指値注文しか使わないのなら手数料で負けることはありません、むしろ勝ちやすくなります。
BitMEXからの出金手数料は1BTC=100万円であれば200円程です。
DMMビットコインの取引手数料
DMMビットコインの取引手数料は、スプレッド手数料とレバレッジ手数料(建玉ごとに0.04%/日)が主な手数料となります。
そのほか出金手数料などは基本無料です。
スプレッド手数料ははっきり言ってけっこう高いので注意してください。
あるときのトレード価格をみてみると
レバレッジ取引の場合のスプレッドは、
ETH 5%
NEM(XEM) 15%
XRP 11%
LTC 9%
くらいとなっています。
NEMの場合、買いと売りの差額が13円ほどもあります。
これだけスプレッドが広いと、一日中ポジションを持っていても、差額の損失(スプレッド負け)を埋めることができない可能性があり、しかも翌日に繰り越すとレバレッジ手数料(建玉ごとに0.04%/日)が発生するので結構つらいと思います。
DMMビットコインでアルトコインFXをする場合は、価格がどちらかに大きく動く時を狙ってトレードするといいと思います。
DMMビットコインとBitMEXの取引手数料比較では、徴収方法に違いはありますが、BitMEXの方が良心的な手数料設定になっていると判断します。
DMMビットコインとBitMEXの口座開設し易さ比較
DMMビットコインでは口座を開設するために、メールアドレスだけでなく個人情報の入力、免許証などの本人確認写真の添付、最後に現住所確認のハガキを受け取ることが必要です。
ハガキの到着は1~3週間ほどかかるので、FXトレードをしたいと思った時から始めることはできません。
一方、BitMEXはメールアドレスの確認ができればすぐにトレードを開始することができます。
それ以上の本人確認を求められることはありません。
セキュリティの点が不安に思う方もいらっしゃると思いますが、現時点でBitMEXでセキュリティトラブルは一切聞いたことがないので心配はないと思います。
口座開設し易さでいうとBitMEXに軍配があがりますかね~。
日本円表記があるか比較
DMMビットコインとBitMEXは海外と日本の違うがありますが、どちらのサイトも日本語で利用することができます。
なので英語がわからなくても問題はありません。
ただ、DMMビットコインは日本円表記なのでいくらの損益が出ているのか一目でわかりますが、
BitMEXは一貫して米ドル表記なので、日本円に慣れているといくらの損益が出ているのかぱっと見ではイメージしづらいかもしれません。
慣れてしまえば問題はありませんが、使い始めでは少し注意が必要かもしれません。
結局、アルトコインFXはどっちがいいの?
ここまでDMMビットコインとBitMEXのアルトコインFXをまとめてきましたが、どちらにもメリットとデメリットがあることがわかると思います。
DMMビットコインは、使いやすいスマホアプリ、大手企業なので何かあったとき安心というメリットがある反面、
追証がある、スプレッド手数料が高いので勝ちにくい、5倍までしかレバレッジを賭けれない、口座開設に時間がかかるなどデメリットがあります。
BitMEXは、高いレバレッジで勝負をすることができる、取引手数料が安いく勝ちやすい、追証がない、アカウントの開設がすぐにできるというメリットがある反面、
海外の取引所なので何かあった時心配、板取引なので過疎ると使いづらいというデメリットもあります。
ただ、FXトレードで勝ちたい、という点で選ぶなら私は断然BitMEXを押します。
勝ちやすいのはBitMEXです。
ビットコインだけでなく多くのアルトコインもFXできます。
日本の取引所は相手になりませんね…
BitMEXの詳細
DMM bitcoin公式サイト