生まれたばかりの赤ちゃんでも日常的に抱っこして背負っていると体がどこか痛くなってくるものです。
よくある背中じゃなくて、背骨が痛いので調べました!
背中ではなくて背骨の一直線を押すとかなり痛みがありました。
疲労や重たいものなどを持って腰などが痛くなることはありますが、背骨も痛くなることがあるのでしょうか?
抱っこ時の猫背(姿勢)が背骨の痛みの原因?
背骨は脊椎(せきつい)で出来ていますが、脊椎には、腰椎(ようつい)、胸椎(きょうつい)でできています。
背骨同士をつなぐのが椎間関節(ついかんかんせつ)です。
赤い丸が椎間関節です。
この場所は神経が多く、痛みに敏感な箇所で、ここが傷むと関節がすれる動作(深呼吸・体を捻る)や、衝撃(咳・くしゃみ)などでも痛みが起こります。
椎間関節は、運動不足(もしくは運動のし過ぎ)や肥満、猫背などの悪い姿勢、胸椎への衝撃(咳やくしゃみ)などで悪くなることがあります。
子育て中で赤ちゃんを抱っこすることで背骨に痛みがでるという場合は、猫背の姿勢に原因があると思われます。
背骨の痛みは病院でも原因がわからないこともある?
脊椎同士のつなぎ目である椎間関節の障害は、X線検査でも写らず、血液検査でもはっきりと調べることができないため、整形外科にいっても、医者の技量によってはわからないことがあります。
理学療法士などリハビリ医療従事者の方が詳しいかも知れませんね。
X線検査で骨に異常がないという診断結果になれば、湿布と痛み止めは貰えるでしょうから、痛み止めは神経が圧迫されてなければ効く可能性が高いですが、一時的な効果しか得られない可能性もあります。
原因が椎間関節ということがなんとなく特定できていれば、鍼灸院での治療で和らげることができる可能性が高いです。
妊娠出産後の女性は骨盤のゆがみで背骨に痛みがでやすい!
調べると、妊娠出産で骨盤にかかった負担から背骨に痛みがきているという人が多いと、
骨盤矯正の整骨院の先生も言っていたとのこと。
妊娠出産を経て緩んだ骨盤に、赤ちゃんを抱っこしたりで負担がかかり、骨盤周りから背骨が歪んで痛みがでることも多いようです。
妊娠出産からくる背中・背骨の痛みに効く治療方法
テニスボールでゴロゴロ
テニスボールを二個靴下に入れ結んでしまいます。
布団やカーペットの上でそれを置き、その上に寝てゴロゴロ~とします。
これで痛みが和らいだという人も多いです。
骨盤ベルト
骨盤ベルト(トコちゃんベルト推奨)を常に装着するようにして定期的に接骨院で矯正しましょう。
整骨院になかなか行く暇がない方も、骨盤ベルトは必ずつけるようにしましょう!
背骨や背中の痛みを解消するストレッチがある!
毎日長時間子どもの抱っこやおんぶをする方は特に背中のコリ、張りや痛みを感じることがありますよね。
子どもによっては抱っこしないと泣き止まない&寝ないなんてザラにありますし、抱っこしなければいけない子はとにかく体力勝負です。
育児と家事のちょっとしたすき間時間や、家で寝る前などに、気楽にできるストレッチや、痛みを予防する方法を紹介するので、ぜひ背骨や背中の痛みにお悩みの方は試してみてください。
肩甲骨周辺の背中のコリや背骨の痛みにストレッチ
うつ伏せ腕つぶし
うつ伏せになり、右腕を体の下に滑り込ませてつぶします。
肩と肩甲骨の間を伸ばすような感じです。
腕の抱き寄せ
一人で抱き合うポーズです。
できるだけ手を後ろまで回し、肩甲骨をつかむくらい腕を伸ばしましょう。
肩甲骨を寄せて離す
両手を背中の方に後ろ手に伸ばし握手するように手を組みましょう。
肩甲骨をしっかり寄せるイメージでストレッチしましょう。
腰周辺のだるさ、背骨の痛みにストレッチ
おへそのぞき
お祈りをするように、正座から上体を前に倒して手を伸ばし這いつくばります。
ワニのポーズ
右肩が浮いても構わないので、右腕&右足の重みを利用して背中をねじります。
バッタのポーズ片足
うつ伏せになり、両手を気をつけの状態にします。
右脚を伸ばしたまま後ろに持ち上げて、お尻や背中にギューッと力を感じてからふわっとゆるめて脚を下ろします。
背骨の痛みを予防するためのストレッチ
できるだけ自分で背中のコリや背骨の痛みの発生を防ぐためにできることをご紹介します。
子どもをおんぶして立ちっぱなしで生活していると、骨盤の上の背骨・腰椎が圧迫されたり、背中の筋肉がずっと緊張状態で疲れたりしがちです。
まず、足を肩幅に開いて立ちます。
そしてそのまま片方の手を床に着けるように伸ばし、前屈していきます。
ここでポイントなのが、ストレッチを意識するところは骨盤のすぐ上の腰の筋肉です。
床に伸ばした手と逆側の方の腰の筋肉を伸ばしましょう。
背中・背骨の痛みまとめ
子育て中の腰痛や背中の痛みはつらいですよね。
痛いのにやらないといけないと逃げ場がないので治りもどんどん遅くなっていきます。
ストレッチなどでもまったく改善されない場合は整骨院や鍼灸院にいってしっかり相談しましょう。
せっかく子どもが小さいうちしかできない抱っこやおんぶ。
もっと子どもとの子育てに楽しく向き合うためにも、しっかり治して健康でいれるようにしましょうね!