筆者は高校生のころから、「いつかカフェを経営しながらのんびり楽しく暮らしていきたいなぁ」と思っていました。
実際の飲食店経営が厳しいものであることは、身内に飲食経営者もいるので百も承知です。
なのでかなり慎重に考えて30歳を超えた今でも実行に移すことができていませんw
ただ、今は昔と違ってSNSやインターネット上のマーケティングの方法も容易になってきましたし、工夫次第で集客の部分は大分強化できると思っています。
私がこうして書いているブログも集客媒体になるでしょうし、ツイッターやフェイスブックも集客ツールとして優秀ですよね。
更に、口コミしてもらうために個人ブロガーさんに記事を描いてもらったり一緒に企画を考えたり、仮想通貨に関連したサービスを取り入れて話題を作ったり、色々なことが考えられます。
カフェの集客アイデア
カフェを開業するイメージ作りやモチベーションアップ、ってことでワクワクすることから考えましょう。
私が考えるカフェ集客アイデアです!
思いついたらどんどん更新していくと思います、是非参考にしてくださいね。
カフェブログなどに紹介してもらう
カフェを開業する予定の地域+カフェ巡りとかブログとか検索すると、だいたいその地域でカフェを紹介しているサイトやブログなんかが出てきます。
直接お問合せして取材や紹介のお願いをしたらOKをくれるところもきっとあると思いますよ。
ウェブの拡散力を味方につけましょう!
人が集まるイベントを企画
例えば、定休日やお店の営業時間外にイベントを企画する、イベントを開催してもらうといったことをしましょう。
お店の営業時間にイベントをしてしまうと、「このカフェはイベントで使えないことがあるから他のカフェにいこう」とお客さんが思ってしまうので、変則的な営業時間変更は避けた方がいいと思います。
イベントの内容は、婚活系や、ビジネス系、仮想通貨系、アニメ系、ニッチな趣味オフ会などツイッターやネット検索で色んなオフ会を開催している人がいるので、一緒に企画したり場所貸しして会場代をもらうなりすれば収益+広告効果が一石二鳥で得られますね!
ノマドワーカーを味方につける
コンセントを多く用意してwifi環境を整え、それをカフェのウリにします。
ただそれだけだと客単価が低くなってしまうと思うので、ノマドワークしていい時間を決めます。
アイドリングの時間を有効に使うということですね。
ランチタイムなど食事のお客さんを優先したいですから、ランチライムのコンセント禁止とか、1時間に一度ドリンクの追加注文をお願いするとかすれば、いい感じに人が集まり単価も維持できるのではないかと思います。
そしてお店に訪れるノマドワーカーに向けて、「当店の記事作成やSNSで拡散してくれたら割引サービス!」なんて具合にマーケティングするといいかもしれません。
カフェ開業に向けた手順
では、本題のカフェ開業の手順も確認していきましょう。
カフェを開業するには様々な手順があります。
ちょっと調べてみました。
~1年前
・どんなカフェを開業したいかコンセプトを考える
・カフェの店名、ロゴマークを決定する
~半年前
・カフェの看板メニューを考える
・開業する物件を探す
~4か月前
・融資申請提出
・内装工事にかかわる設備や備品を決める
・店内内装、レイアウトを考える
・内装工事を依頼する業者を探す
~2か月前
・内装業者への見積依頼、業者決定
・内装工事開始
~1か月前
・必要な什器や備品を購入する
・許認可申請をする
・仕入れ業者を探す
・オープン時の広告・宣伝の準備をする
・人材採用・研修などを行う
・万が一に備えた保険加入を検討する
~1週間前
開店に向けて、シミュレーションを行う。
引用元:カフェ内装見積.com
分かってはいたけど、結構色々とあるんですねぇ~。
計画的に考えていかないと内装費以外にも思わぬ浪費につながり莫大な負債になる可能性もあります。
現実的で開業後も円満な経営をしていくために、確認して進めていきましょう!
カフェの名前や立地・コンセプトを考える
まずカフェの立地です。
カフェに限らず店舗型のビジネスでは、成功要因の70%を立地が占めると言われているらしいです。
その土地にカフェを開業したとして、
- どんな客層の人が見込めるのか、
- そもそも人は多いのか、
- 競合店はどのくらいあるのか、
など実際にカフェを作ったときのイメージをもって立地を選ぶ必要があります。
そしてどんなカフェにしたいのかコンセプトを決めます。
特徴的なコンセプトのカフェといえば…
古民家カフェ、ハンモックカフェ、子育てカフェ、コワーキングカフェ、相席カフェ(?)などなど色々ありますよね。
コンセプトを決めることで、
- どんな内装や外装にしたいのか、
- フードやドリンクメニューの品ぞろえはどうするか、
- ロゴ・ホームページをどうするか、
などイメージできるようになってきます。
コンセプトを決めるためには、多くのカフェを見て勉強することがいいらしいですよ。
私ももっといろんなカフェに足を運ばなきゃ!
そしてカフェも名前を決めます。
これは悩むところですよね~。自分の子供の名前を決めたときくらい悩みますよ。
名前決めのポイントとしては、
- 覚えにくい名前は避けること
- ネットで検索しやすい名前にすること
- シンプル過ぎる名前も被るので避けること
以上は押さえた方がいいらしいです。
カフェのメニューを決める
カフェの看板メニューとして、
メインメニューはコーヒーなどこだわりのドリンクなのか、
オムライスやパスタ、ピザなどフードなのか、
パンケーキやパフェなどデザート系なのか、
コワーキングスペースとして簡易なメニューで統一するのか、決める必要があります。
看板メニューによって、必要な厨房の設備機器が決定し、必要な食材や食器なども決まってきます。
つまり、看板メニューによって物件や設備が決定される材料になります。
カフェを開業しようとしている立地が、オフィス街なのか、住宅街なのか、繁華街なのかというのも看板メニューを決めるヒントになるそうですよ。
カフェの物件探しのコツ
駅前で人通りが多い場所にカフェを開業したら繁盛店になる、という単純なものではないです。
どんな客層に来てほしいのか、どんな使われ方をしてほしいのか、そのコンセプトは立地とマッチしているのか?
考える必要があります。
- カフェへ入りやすい場所かどうか
- カフェ物件の家賃の相場を把握
- 物件情報は様々なところから集める
カフェの物件探しのコツは、しっかりとしたコンセプトを立てることだそうです。
居抜き物件のメリットとデメリット
カフェ開業費用を安く抑えることができる手段として、居抜き物件は魅力的ですよね!
私も、できればほとんど居抜きの物件でいいところがあればいいな~と思っていますが、居抜き物件ならではのデメリットもあるらしいので確認しておきましょう。
例えば、以前あったカフェが閉店した理由が、
立地の問題、建物の規約が厳しい、近隣トラブルなどだった場合、同じ轍を踏むことになってしまうかもしれません。
また、以前のカフェの評判がすこぶる悪かった場合、新しくカフェを居抜きでオープンしても、その悪い評判がネット上に残っているせいでその評判を引きずってしまう可能性もあるとのこと。
なので、良さそうな居抜き物件が見つかっても、見た目だけでは判断せず、その建物の規約や以前あったネットの評判、立地などを冷静に調べる必要があります。
カフェ開業に必要な資格
調理師免許を持っていると心強いですが、最低でも食品衛生責任者の資格は必要です。
また、経営に必要な経理と簿記の知識も最低限勉強しましょう。
自治体によるカフェ開業支援セミナーも行われている場合があります。
最寄りの自治体のサイトを確認してみてくださいね。
【参考】>飲食店営業(一般飲食業、中華料理、料理業及び社交業)及び喫茶店営業の振興指針|厚生労働省
カフェ開業に必要な費用はどのくらい?
カフェ開業に必要な費用はいくつかに分類した方がいいと思いました!
物件にかかる不動産や工事費用
物件にかかる不動産や工事費用はかなり幅広いと思います。
居抜きで田舎であれば百万円くらいでできるかもしれませんし、都内の一等地で内装にもお金を掛ければ一億円を超えるかもしれません。
カフェ開業に必要な物件契約にかかる費用として、家賃、仲介手数料、敷金、共益費、更新料をしっかり確認しましょう。
カフェ開業にあたり融資を受ける場合は、内装工事の費用を知るために内装業者へ見積もりを依頼し、物件を仮契約した段階で融資申請を行うことができます。
融資を受けることが前提でのカフェ開業であれば、融資が決定まで物件の本契約を行うことはできません。
もし融資が下りなかった場合でも賃貸契約が有効となり、その費用を支払うことになってしまったら悲惨です!
仮契約後、現地調査をデザイン会社や内装業者に依頼します。
プロが調査を行うと、上下水道、ガスや電気、空調・換気設備などがカフェを営業するのには適していない物件の場合があります。
契約後にトラブルを避けるためにも、本契約をする前に必ず確認しておくべきです。
物件を決め契約したらカフェ開業までは一気に作業が進みます。
カフェ開業を上手くスタートさせ、将来の経営リスクも回避するように、契約の流れとポイントをしっかりと確認してから、物件契約を行いましょう!
また、カフェ内装工事を依頼するための業者選びは、一社で決めてしまうのは危険です。
見積金額が「予算内だから」と依頼して、他社ではもっと安い費用での工事ができたなどの場合もたくさんあるとのこと!
カフェ内装工事を依頼するためには、必ず複数社で見積りを取り、比較検討しましょう。
調理器具や備品、食器、インテリア用品の費用
調理器具や備品、食器、インテリア用品も、掛けられる費用によって10倍以上変わってくるのではないでしょうか?
極端ですが、100円ショップの食器で統一すれば数千円で済むでしょうが、高級品で統一すれば数十万~数百万円にまでなるかもしれません。
厨房に必要な什器やフライパン・ナベ、その他備品、
カフェのイメージに合う食器、カフェの内装や運営していくために必要な什器や備品は、開業前にリストアップしましょう。
開業する前に十分リサーチして、良い価格での什器や備品を購入、時には中古品の業者も利用するなどして、コスパの良い買い物をしましょう。
カフェ開業するときに必要な行政手続きや届け出
4つの機関に分けて届け出する必要があります。
保健所に食品営業許可
まず保健所の「食品営業許可」が必要となります。
カフェを開業する土地を管轄している保健所に申請後、立会い検査を行い、合格した店舗に与えられます。
工事前に保健所に図面を持って行き、必要な設備がしっかりとあるかどうか確認を行いましょう。
保健所に提出するもの
- 営業許可申請書
- 設備の大要・配置図(各2通ずつ)
- 食品衛生責任者の資格を証明するもの
- 申請手数料
警察署に深夜酒類提供飲食店営業開始届書
なにやら長い名前ですが、深夜0時以降から日の出までの時間内にアルコール類の提供がある際は、「深夜酒類提供飲食店営業開始届書」の、公安委員会(警察署)への提出手続きが必要です。
店舗の平面図、照明・音響設備図、営業許可書の写しなどを用意すればいいようです。
税務署へ開業届
事業主になるので、所轄の税務署に開業届を提出する必要があります。
青色申告を希望する場合と従業員を雇う場合で提出書類が異なります。
青色申告をする場合「所得税の青色申告承認申請書」をカフェ開業日から二ヶ月以内に、
従業員を雇う場合「給与支払事務所等の開設の届出書」をカフェ開業日から一ヶ月以内に、それぞれ提出しましょう。
税務署に提出する書類
- 個人事業の開廃届出書
- 所得税の青色申告承認申請書
- 給与支払事務所等の開設の届出書
消防署へ防火対象物使用開始届出書
通常であれば、施工業者のほうで届け出をしてくれるケースが多いです。
また、収容人数が30名を超える場合など、カフェの規模が大きくなると防火管理者の設置義務が発生します。
管理者になるためには講習会を受ける必要があります。
カフェ集客ツール
ツイッター
まずはツイッターでカフェ公式アカウントを作るべきでしょう。
私のように、もともとツイッターをやっていて情報発信に使っていると有利ですね!
カフェを開業すると決まったら、カフェの公式アカウントも作ると思います。
今から作っておいてもいいかもしれませんね。
フェイスブック
Facebookには、Facebookページという簡易版のサイトを誰でも作れるような機能があるので、お店のフェイスブックアカウントを取るのもいいですが、とにかくFacebookページを作成しておくことをお勧めします。
Facebookページを作っておけば、お店の情報や写真などを掲載して情報発信が便利ですし、Facebook経由での広告もスムーズに行うことができます。
食べログ
食べログは勝手にお店情報が掲載されて、口コミも勝手に増えていくというイメージがありますが、自分でお店を持っている人は食べログからお店の情報を作成できます。
口コミ評価やより詳しい情報の掲載などは有料になるので、食べログから営業が来た時に、お金を払って有料プランにするかどうか決めればいいと思いますよ。
ぐるなびやホットペッパー
この辺りのサービスもお店を持っている人は自分で登録できるのでしておきましょう。
いづれ営業が来ると思いますけど、いい話だったら乗ればいいですし、とりあえず無料で掲載できるのでしておくべきですね。
まとめ
カフェ開業の手順や集客アイデア、経営方法などまとめてみましたが、いかがでしたか?
私はカフェの集客は街コンやパーティーの主催経験も多いので自信があるんですが、物件選びやメニューのコンセプト、物件契約から内装工事などなど…手続き系は色々とやることが多くて億劫になってしまいますw
だがしかし!
カフェを開業したいと具体的に計画を進めるときに、
このような手順が一通り頭に入っているかいないかではアイデアやチャンスを得られる可能性が全然違うと思います。
知識は武器。
実際にカフェを作ってからでは修正が効かないことも、まだ作っていない段階だからこそ良いアイデアがひらめいたらメモを取っていて、将来経営するカフェに役立てることができます。
これからカフェを経営してみたいと考えている方、一緒に楽しい夢をかなえるべく頑張りましょうね!